理学療法士・作業療法士養成校における縦と横の関係

理学療法士・作業療法士養成校での一番の目的は、PT・OTになるための知識や技術を身につけることですが、同じくらいに大事なのが縦や横の人間関係を学ぶことです。

 

最終学年に行われることが多い臨床実習や就職してからとても重要なのが人間関係だからです。

 

 

以前は体育会系のような養成校も多く、また、現在ほど楽しみの種類の少ない時代でしたので、非常に濃密な人間関係を築いていた(要求された?)養成校もありました。

 

 

しかし、現在は個人で楽しむコンテンツがいくらでもあることや、インターネットから多くの情報を取得できることもあり、無理して先輩と付き合うことをせず、また先輩の方も後輩と付き合うことをしないため、縦の人間関係を養成校で学ぶ機会が減ってきているように感じます。

 

 

実際に、新入職員のPTやOTに話しをきいてみると、「先輩や後輩と話したことがない」、「先輩や後輩の顔や名前を知らない」という人がほとんどでした。

 

中には、「大人数のクラスだったので、同じクラスの人でも話したことがない人もいた」という方もいました。

 

 

しかし、臨床実習に出た時の指導者や、就職してからの上司には、昔の時代を生きた人も多く、希薄な学生時代の人間関係が通用しない場合も多々あります。

 

 

学生のうちにごく限られた友人とばかり付き合い(限られた横の関係)、一切先輩と接してこなかった(縦の関係がない)人たちが、就職していきなり公式な縦の関係を要求されるために人間関係でつまずくことが多いのです。

 

 

理学療法士や作業療法士としての知識技術を発揮させるためには、職場における良好な人間関係を基礎として、ストレスなく継続して勤務できていることが前提となります。

 

 

また、学生時代に構築した先輩後輩との縦のつながり、クラスメートとの横のつながりは、就職してからも様々な場面で助けになりますので、数多くの先輩・後輩・友人と関係を維持しておくことが重要です。